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お知らせ

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

重大なお知らせをするのを忘れていました。

昨年の12月1日に、住幸房のホームページを刷新しました。
https://sumai-koubou.com

英語版のホームページも作ったりしちゃいました。
https://sumai-koubou.com/en

新しいホームページに作り替えるにあたって、このブログを住幸房のホームページの中に組み込みました。
https://sumai-koubou.com/information

この中には、滝口のブログも、住幸房のイベントのお知らせやイベントレポートも一緒に組み込んでいます。
つまり、住幸房の情報がてんこ盛りということです。

ということで、今後は、住幸房のホームページ内の「お知らせ」ページ内で情報発信していきますので、そちらをご覧くださいm(__)m

今後とも、よろしくお願いいたします。

池尾
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総社市の木造板倉仮設住宅の情報

9月15日から、総社市の木造板倉仮設住宅への入居が始まっています。

第一工区の11棟22戸が引き渡しとなり、そのことが各種メディアに取り上げられています。

杉岡さんに教えていただいた記事を以下に列記します。

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180915/4020001355.html

山陽新聞
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-109153656
http://www.sanyonews.jp/article/776869

毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180915-00000046-mai-soci

日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34540690U8A820C1AC1000/

高知新聞
https://www.kochinews.co.jp/article/215824/

どの記事にも入居者のコメントがあり、喜んでいただいているようです。

まだ、あと13棟の建設工事中です。

こちらの完成・入居は10月上旬の予定とのこと。

事故なく無事に完成・引き渡しとなって欲しいものです。

土間の三和土ワークショップを開催しました

9月16日(日)に、住幸房で再生中の現場で「土間の三和土ワークショップ」を開催しました。

主催は、NPO日本民家再生協会(JMRA)九州沖縄地区です。

今回は、なんと、九州全県(7県)+愛媛県から参加者が来られるという。。。

そして、その来場者のみなさんがこのワークショップを知ったきっかけのほとんどが、FacebookでJMRA九州のメンバーがシェアしていた記事を見てこられたという。。。

SNSの力は本当にすごいです。

今回来場していただいた皆様、遠路はるばるご来場いただきありがとうございました。

さて、今回体験していただいた「三和土(たたき)」ですが、

これは、土、石灰、にがり、この3つを混ぜて、叩いて固めるところから語源が来ているようです。

そして、今回使用した土は、なんと、この現場内に建っている解体予定の農業倉庫の壁土と、近所の山砂(買ってきたもの)を混ぜたものです。

そして、にがりの代わりに宗像の海水!

実は、濃度調節の関係で、結局にがりを少し海水に溶かしましたが、理屈的には海水でもできるはずです。

土間三和土ワークショップ1(600)

まずは、ミキサーで、土と消石灰と海水を混ぜます。

土間三和土ワークショップ2(600)

そして、叩く、叩く、叩く。

土間三和土ワークショップ3(600)

3歳児も叩く。

土間三和土ワークショップ4(600)

1歳児も叩く道具に載ってお手伝い。

土間三和土ワークショップ5(600)

実は、先週、住幸房に職業体験に来てくれていた中学生が、「僕も行きたいです!」と手伝いに来てくれました!

嬉しすぎます。

良い笑顔です。


この日の参加者はスタッフを合わせると40名以上。

土間三和土ワークショップ6(600)

叩く作業は、全員一斉にはできないので、

手の空いた人はこの家の家主であり、棟梁でもある滝口が家の中を案内しました。

土間三和土ワークショップ7(600)

叩く作業が終わると、表面を塗れたスポンジで均して

土間三和土ワークショップ8(600)

完成です。

白い石は、参加者が思い思いに埋めていました。

テーマは特にありません。自由です。

このあと、急激に乾き過ぎないように、ブルーシートを掛けて1週間ぐらい養生します。

土間三和土ワークショップ9(600)

広い土間ですが、さすがに、これだけの人数が入るとは思いませんでした。

次回のイベントは、12月1日(土)2日(日)に同じ現場で、完成見学会&薪割り体験会を開催します。

主催は住幸房で、参加費は無料ですので、ぜひ今のうちにスケジュールに入れておいてください。

薪ストーブの暖かさを体験できる良い機会ですので、ぜひともご来場ください。



私たちは、これからも、日本の伝統的な住文化の発展のために活動していきます。

中学生が職業体験に来ました

9月10日から14日までの5日間、近所の福間中学校の生徒が2人、職場体験に来ました。

住幸房で職業体験の受け入れをするのは4年目です。

2018福中職業体験1(600)

今年も、自分の名刺作りからスタート。

いろんな人の名刺を参考に、自分でデザインから考えてもらいます。

そして、その名刺を持って、お客様の家である打ち合わせに同行します。

この同行は、ただ打ち合わせを見学するのではなく、この後作ってもらう模型のモデルとなる家の見学を兼ねています。

2018福中職業体験2(600)

モデルの家を見ながら、一生懸命スケッチしています。

真剣な眼差しです。

そして、2日間の現場作業体験を挟んでの模型製作となりました。

残念ながら、現場作業を体験する写真は取り損ねました・・・

毎年、2日間の製作時間があるのですが、今年は1日と2時間ほどだったこともあって、完成までは無理かな~と思っていましたが。

なんと

2018福中職業体験3(600)

僕の想定をはるかに上回るクオリティーのものを作ろうとしており、

当然これでは終わるわけもなく、作業終了時間をちょっと延長して、

それでも終わらなかったので、

結局2人とも、作りかけの模型と、模型の材料を抱えて帰っていきました。

いえ、部活をしに、学校に行きました。

きっと部活仲間から、「なんこれ!?」と言われていることでしょう。

2人とも元々、ものづくりに興味があったらしく、ものすごく楽しそうに作業してくれていたのが印象的でした。

2人とも、お世辞かもしれないけど、「大工になりたいです」と言ってくれました!

2人の楽しそうな顔を見ると期待せずにはいられません。

2人とも、数年後、待ってるよ!!

木造板倉仮設住宅の建設

8月22日~9月7日の約半月の間、7月に発生した西日本豪雨災害の被災地である岡山県総社市に、木造板倉の仮設住宅建設に行ってきました。

この板倉の仮設住宅は、7年前の東日本大震災のあと、福島県いわき市に建設され、仮設住宅の法律の縛りもあって、今年中に解体されることが決まっていたものを、市町村間の無償譲渡制度を活用して移設するというプロジェクトです。

板倉の仮設住宅の特徴は、

①建築のスピードが速い
この落とし込み板倉は、柱と柱の間に壁のパネルを落とし込んでいくので、建前(棟上げ)の時に室内の壁と天井工事がほとんど終わってしまいます。建てた後は、窓と床と外壁の工事をすれば、だいたいの木工事は終わりです。

②室内環境が快適
杉の構造体と、杉の内装材に囲まれている、杉のかたまりのような建物です。室内の湿度の調整も完璧だし、木の香りもします。杉の板は柔らかいので、手触りも非常に良く、快適な住環境です。

③解体時にゴミにならない(ゼロではありませんが少ない)
いわき市に建っていたものを一度解体して、総社市まで運んできたわけですが、リサイクルできなかったものは電気配線と給排水の配管だけだったそうです。屋根断熱材に使われていた茅は、おそらく他の用途に転用されたと思います。また床断熱材に使われていたもみ殻は、ネズミに食われてしまっていたそうで、その残骸はおそらく処分されています。

その建設は、

総社市仮設住宅建設1(600)

まず、杭を打ち込み

総社市仮設住宅建設2(600)

その上に、土台を敷きます。

総社市仮設住宅建設12(600)

柱を立てながら、同時に壁のパネルを落とし込んで行きます。

総社市仮設住宅建設3(600)

だいたい早ければ1日で、化粧野地板(天井を兼ねる)まで張ってしまいます。

総社市仮設住宅建設4(600)

屋根工事は、垂木を載せ、野地板、ルーフィングまでで大工の作業は終了です。

総社市仮設住宅建設5(600)

その後、外壁工事を進め、

総社市仮設住宅建設10(600)
総社市仮設住宅建設11(600)

室内工事に入っていきます。ロフトに寝転がると、本当に目の前は、杉、杉、杉です。

総社市仮設住宅建設15(600)
総社市仮設住宅建設16(600)

仮設足場が取れると、外観はこんな感じです。

総社市仮設住宅建設13(600)

途中で、雨に降られたりもしましたが、仮設住宅を待っている人がいるという思いから、職人のみなさんの仕事の手は泊まりませんでした。


そして、次の棟の建前です。

総社市仮設住宅建設14(600)

この時は、20人以上の大工で、3棟同時棟上げしました。

今回建設していた土地は、避難所になっている公民館の目の前ということもあって、近隣の方の注目も熱かったようで、

見学に来られる方も多くいました。

総社市仮設住宅建設8(600)

総社市仮設住宅建設9(600)

途中でテレビの取材が入りました。

そして、ローカルテレビのニュースで取り上げられました。

残念ながら、そのニュース動画は、削除されてしまいました。

総社市仮設住宅建設17(600)

全国から集まった大工さんは、60人以上。

本当に頼もしい人ばかりです。

全国に大工仲間が増えました。

今後とも、いろんな形で、被災地の支援を続けていこうと思います。
プロフィール

TAKU IKEO

Author:TAKU IKEO
長崎出身。
九州大学建築学科を卒業後、国家プロジェクト・大工育成塾に入塾。
大工育成塾修了後、受け入れ工務店の『建築工房 悠山想』で大工工事全般に従事。
悠山想の仕事とは別に、同志の滝口亮太と『T.R.Factory』として活動し、現在は(株)住幸房を設立、住まいを幸せでいっぱいにすることを目標に活動中。

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